児童精神外来では、子どもの「こころ」の診療と心理支援を行います。
当外来では、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、限局性学習障害(SLD)などの発達特性の診断や薬物治療を主な目的としているのではありません。
発達特性のグレーゾーンを持ち、健診やクリニックでは診断されにくい子どもたちが、身体症状や不登校などの二次障害に至っている場合において、
どのようなアプローチが最適解なのかを探っていく診療を心がけています。
外来診療とアウトリーチを織り交ぜながら、学校・園や家庭において、大人たちが子どもの「こころ」を理解できるような心理支援を行い、
特性を持つ子どもたちの二次障害を軽減し、理想的には二次障害を予防できるような診療を目指しています。
子どもたちが否定されず、自分は自分のままでいいんだ、という気持ちを持ち、さまざまな失敗を経験しても、それぞれの強みを活かして世に羽ばたいていくことを切に願っています。
当クリニックの心理師はこれまで心療内科や福祉施設などでの勤務経験があり、現在は公立の小、中学校にてスクールカウンセラーとしても勤務しております。当クリニックでも発達検査の実施や保険診療内でのカウンセリング(20分)、自費診療での箱庭療法(50分)などを行います。
【箱庭療法】※自費診療、50分6000円
箱庭療法とは、砂の入った箱の中に、さまざまな人や動植物、火山や津波などの自然現象、乗り物や建物などのミニチュア玩具を自由に置いて行くことで、無意識にこころの中にあるものを表現しつつ、自然にストレスの解消、そして情緒の安定につながっていくとされる心理療法です。 子どもは自分自身が感じているストレスに気付きにくかったり、それが多種多様な身体症状を引き起こしたりしますが、それをうまく言語化することができないことも多いです。そのような時に言語化する必要もなく自己表現できる箱庭療法は適していると考えられます。 継続することになりますので、ペースや回数などは医師、心理士にご相談の上安心してご利用下さい。
学習に何らかの困難さがあり、医師が当クリニックでの学習支援が必要と判断したお子さんが対象となっています。特別支援教育士(SV2名在籍)などの有資格者である現役の小中学校教諭が学習指導にあたります。
※1は12:30~17:30となっております。 ※2 日曜日9:00~12:00で児童精神初診のみ受付。
★はアウトリーチ(発達相談業務、学校研修、地域講演会)
※1は12:30~17:30となっております。
※2は日曜日9:00~12:00で児童精神初診のみ受付。
★はアウトリーチ(発達相談業務、学校研修、地域講演会)